朝より雨ふる。ニューヨーク・タイムズに新型コロナウイルスの米國に蔓延せし經緯の圖解を見る。發端はシアトルとシカゴなり。春日井の動物病院に徃きシヾミ君の肝臟治療藥二種をもらふ。ことぶきの湯に立寄り湯溫三十三度二分のシルク風呂に一浴す。正午Radio NEO放送を終了し閉局す。NHK-FM邦樂のひとゝきに哥澤芝虎が歌ふうた澤花も實を、濡れてきた、身は一つ、ふじ松加奈子が歌ふ新内小唄夢の柳橋、湯上り、浮草を聽く。鈴本演藝塲在線寄席の鑑賞代として一萬四千圓を寄付す。西班牙語雜誌記事の飜譯を始む。シヾミ君今夕は林檎の薄片を十三口食ひたり。BBCによるに中國の全國人民代表大會にて香港國家安全維持法案可決されたりといふ。傳染病蔓延し國家は强權政治を斷行す。恐るべし。BS11柳家喬太郎の笑つて免疫力UP!寄席第一夜に三遊亭萬橘の賣り聲、柳家小せんの彌次郞、柳亭左龍の眞田小僧、立花家橘之助の浮世床(兩國風景)、橘家文藏のからぬけ、一龍齋貞橘の本能寺、入船亭扇辰の茄子娘、柳家喬太郎の擬寶珠を聞く。
快晴。風さはやかなり。InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!iに久保田麻琴との對談を聞く。NHK-FMクラシックカフェにチェロ奏者スティーブン・イッサーリスとマイケル・ティルソン・トマス指揮倫敦交響樂團によるサン・サーンスのチェロ協奏曲第一番イ短調作品三十三、洋琴家ミシェル・ダルベルトが演奏するドビュッシーの映像第一集、エマーソン弦樂四重奏團によるドビュッシー弦樂四重奏曲ト短調作品十、セミョーン・ビシュコフ指揮巴里管弦樂團によるフランクの交響曲ニ短調を聽く。シヾミ君今夕も林檎を食ひたり。
雨。後に晴る。S子の誕辰なり。昨夜錄音せしNHKラヂオ第一上方演藝會にまるむし商店の漫才リポーターはえゝ加減とWヤングの12車掌さんは御難續きを聞く。初囘放送平成二十五年七月十四日。イヤホンズの記憶を聽く。作詞作曲編曲三浦康嗣(□□□)。
イヤホンズ「記憶」
文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに三代目春風亭柳好の靑菜を聞く。音源は昭和三十年七月十九日TBSお好み寄席なり。TBCラヂオ魅知國寄席に三遊亭とん馬の雜俳を聞く。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に桂治門の道具屋を聞く。音源は先月二十三日ABCZoomリモート落語會なり。十二時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに五月下席晝の部を聞く。
鈴本演藝塲五月下席晝の部
開口一番柳家小んぶ幇間腹を語る。翁家和助小花の太神樂を看る。二つ目に昇進せしばかりの三遊亭ぐんま紋付羽織を着て實體驗落語グレコ奮鬪記を語る。最後はレスリングのブリッジを披露したり。桂文樂六尺棒を語る。すず風にゃん子金魚の漫才を聞く。舞臺を縱橫に動き囘る金魚の胸にマイクあり。ゴリラの眞似をするにスタッフの男本物のバナヽを差入れ金魚舞臺に正坐してこれを食ひたり。柳亭左龍長短を語る。柳亭市馬穴どろを語る。江戸家小猫の物眞似を聞く。ネタは鷹、谷渡りの鶯、犬、子猫、鷄、駝鳥、嘴廣鸛、水母、ゴリラ、袋手長猿。仲入り前入船亭扇辰一眼國を語る。くひつきの林家二樂まづ鋏試しに滿月を切り、豫め視聽者より募りし要望に應へて花嫁と母親、お魚くはへたどら猫、神輿を切る。覺えず人をして感嘆せしむ。嫌らしいお坊さんこと古今亭文菊紙入れを語る。三遊亭圓歌母のアンカを語る。膝がはりはロケット団の漫才なり。トリの柳家喬太郎布哇の雪を語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 柳家小んぶ | 幇間腹 |
太神樂 | 翁家和助・小花 | |
落語 | 三遊亭ぐんま | グレコ奮鬪記 |
落語 | 桂文樂 | 六尺棒 |
漫才 | すず風にゃん子・金魚 | |
落語 | 柳亭左龍 | 長短 |
落語 | 柳亭市馬 | 穴どろ |
物眞似 | 江戸家小猫 | |
落語 | 入船亭扇辰 | 一眼國 |
仲入 | ||
紙切り | 林家二樂 | |
落語 | 古今亭文菊 | 紙入れ |
落語 | 三遊亭圓歌 | 母のアンカ |
漫才 | ロケット団 | |
落語 | 柳家喬太郎 | 布哇の雪 |
五時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに五月下席夜の部を聞く。
鈴本演藝塲五月下席夜の部
林家彦三兵庫船を語る。古今亭志ん輔酒飮みのマクラを長々と喋りて替り目を語る。林家正樂まづ藤娘を切り、豫め視聽者より募りし要望に應へて鬼燈市、バレリーナ、招き猫を切る。正樂は寄席の人間國寶なり。柳家はん治十八番妻の旅行を語る。仲入り前古今亭菊之丞珍しく袴はきて登塲しマクラにて本日大師匠志ん生の誕辰なりと云ひ棒鱈を語る。くひつきはホームランの漫才なり。本日たにしの師匠三波伸介九十年の誕辰なりと。橘家文藏本日もめくりをどんと眞橫に置きて夏どろを語る。膝がわりは音樂家のだゆきなり。小田急線ロマンスカー、便利店、越天樂、パイプオルガンの音眞似樂し。縱笛二本同時に吹きて笑點主題曲を演奏す。トリの金原亭馬治座布團に坐るや私服に着替へたる文藏下手より現れその背後を通りて上手に去る。噺は唐茄子屋政談なり。視聽者數千七百二十人。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 金原亭馬太郎 | 手紙無筆 |
奇術 | マギー隆司 | |
落語 | 林家彦三 | 兵庫船 |
落語 | 古今亭志ん輔 | 替り目 |
紙切り | 林家正樂 | |
落語 | 柳家はん治 | 妻の旅行 |
落語 | 古今亭菊之丞 | 棒鱈 |
仲入 | ||
漫才 | ホームラン | |
落語 | 橘家文藏 | 夏どろ |
音樂 | のだゆき | |
落語 | 金原亭馬治 | 唐茄子屋政談 |
TOKYO FM山下達郎サンデー・ソングブックに演奏會特輯を聞く。
東京新聞の記事に三味線最大手東京和樂器廢業するといふ。大事件と云ふべし。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に瀧川鯉橋の阿武松を聞く。
薄く曇りて風涼し。メ~テレ題名のない音樂會に村治佳織が演奏するアルベニスのグラナダを聽く。十二時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに五月中席晝の部を聞きつゝPowerPoint敎材をつくる。
鈴本演藝塲五月中席晝の部
桂やまと初音の鼓を語る。仲入り前古今亭文菊七段目を語る。くひつきは笑組の漫才なり。三遊亭歌る多悋氣の火の玉を語る。春風亭一朝鮑のしを語る。東京の人ならではの言葉齒切がして心地よし。膝がはりはペペ桜井のギター漫談なり。トリの古今亭志ん輔幾代餠を語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 古今亭始 | 初天神 |
太神樂 | 翁家勝丸 | |
落語 | 桂才賀 | 臺東區の老人 |
落語 | 入船亭扇遊 | 一目上り |
漫才 | ロケット団 | |
落語 | 三遊亭歌奴 | 好きと怖い |
落語 | 桂やまと | 初音の鼓 |
マジック | 松旭斎美智・美登 | |
落語 | 古今亭文菊 | 七段目 |
仲入 | ||
漫才 | 笑組 | |
落語 | 三遊亭歌る多 | 悋氣の火の玉 |
落語 | 春風亭一朝 | 鮑のし |
ギター漫談 | ペペ桜井 | |
落語 | 古今亭志ん輔 | 幾代餠 |
シヾミ君母上と余が夕餉に箸をとるを見て餌を食ひ始めたり。久振りにて林檎も食ひたりYouTube鈴本演藝塲チャンネルに五月中席夜の部を聞く。
鈴本演藝塲五月中席夜の部
柳亭こみちそばの淸子を語る。古今亭菊太樓締め込みを語る。ニックスの漫才を聞く。林家彦いちみんな知つてゐるを語る。仲入り前柳家小里ん悋氣の獨樂を語る。くひつきの林家樂一挨拶がはりに雨蛙を切り、前座の注文に應じて職業野球開幕、若鮎の輝き、助六を着る。見事なり。隅田川馬石堀の内を語る。膝がはりは柳家小菊の粹曲なり。トリの桃月庵白酒鰻の幇間を語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 桃月庵白浪 | 子ほめ |
ジャグリング | ストレート松浦 | |
落語 | 柳亭こみち | そばの淸子 |
落語 | 古今亭菊太樓 | 締め込み |
漫才 | ニックス | |
落語 | 林家彦いち | みんな知つてゐる |
落語 | 柳家小里ん | 悋氣の獨樂 |
仲入 | ||
紙切り | 林家樂一 | |
落語 | 隅田川馬石 | 堀の内 |
粹曲 | 柳家小菊 | |
落語 | 桃月庵白酒 | 鰻の幇間 |
連夜惡夢に苛まる。薄く曇りて蒸暑し。ことぶきの湯に徃きシルク風呂に不感溫度浴をなす。ニッポン放送高田文夫のラジオビバリー昼ズを聞く。高田先生昨日七十二年の誕辰なり。遠雷殷殷、驟雨來る。
雨もよひの空暗し。國際日本文化硏究センター浪曲SPレコードデジタルアーカイブを無料公開す。明治三十年代より昭和三十年代まで約一萬枚なり。第八囘在線授業を行ふ。西班牙語にて朝の挨拶を交はし、形容詞と所有形容詞を用いし文の發音を練習して後會話の訓練をし、指示詞の使ひ方を練習して動詞haceを用いて天候と期間を表す表現を解說し、最後に本日の課題として指示詞選擇問題四問と心の叫びを書かしむ。早く大學に行きたいといふ聲多し。ハンバーグが食べたいと叫ぶものもあり。呵呵。S子N子母上の笑ひ聲居間より書齋に絕えず聞ゆ。折々小雨ふる。NHK-FM浪曲十八番に春野美恵子の袈裟と盛遠を聽く。今月十日NHK大阪放送局にて收錄。千葉市美濱區オランダ家の樂花生最中と近江八幡たねやの最中を食す。午後の在線授業を行ひつゝ上田博人編レクシコ 新標準スペイン語辭典(硏究社)を讀む。隅々に配慮の行き屆きたるは上田先生ならではなり。NHK-FMクラシックカフェに提琴家イツァーク・パールマン洋琴家サミュエル・サンダーズが演奏するクライスラーの愛の喜び、愛の悲しみ、美しいロスマリン、ベートーベンの主題によるロンディーノ、維納奇想曲、ポルディーニ作曲クライスラー編曲による踊る人形、グレンジャー作曲クライスラー編曲による岸邊のモリー、リチャード・ボニング指揮ナショナル愛樂管弦樂團が演奏するドリーブのバレエ音樂コッペリア、ジャン・バティスト・マリ指揮巴里國立歌劇塲管弦樂團が演奏するドリーブのバレエ音樂シルヴィア、提琴家ナタン・ミルシテインとアナトーリ・フィストゥラーリ指揮フィルハーモニア管弦樂團が演奏するサン・サーンスのバイオリン協奏曲第三番ロ短調作品六十一を聽く。S子下總の家にかへらる。N子母上シヾミ君と夕餉をともにす。初更武州の家にかへるN子を地下鐵道驛に見送る。
曇りて風涼し。梅雨に入りてより雨かへつて少し。溽暑を覺える日數ふるばかりなり。Audacityにて授業を錄音しPowerPoint文件に添付して敎材完成す。NHK-FM邦樂のひとゝき琵琶篇に田中旭泉の小栗栖と川村旭芳の舞扇鶴ヶ岡を聽く。S子と甥R君來訪。N子母上と余の五人揃ひて歡談。東京かわら版七月號に春風亭一朝の取材記事を讀む。前座時代に覺えし噺は百五十くらゐありしといふ。五人にシヾミ君も揃ひて食卓を圍み夕餉をなす。食後笑語四時間に及ぶ。愛知產初物の西瓜を食す。
快晴。風さはやかなり。N子母上と俱に朝餉をなす。シヾミ君は鳥籠床の餌入れの前に立ち余らが食卓に集ふのを待ちて食べ始めたり。鳥籠の傍に人が集まると安心する樣子なるは群をなして行動するセキセイ鸚哥の習性に由來するなるべし。食後母上豐平區月寒のふじや商店錢湯月の湯の思ひ出を語らる。ことぶきの湯に徃き湯溫三十三度一分のシルク風呂に不感溫度浴をなす。圖書館に立寄りてかへれば正午なり。週刊朝日に原節子隱遁生活の記事を讀む。氣溫三十度。やゝ蒸暑し。八日ぶりに空氣調整機を使ひて除濕す。WPS Presentationを用いてPowerPoint敎材をつくる。書齋と睡房の塵を掃ふ。Eテレ日本の話藝に笑福亭鶴笑のパペット落語立體西遊記を聞く。聞くといふよりは見るといふべし。平成三十年十二月六日NHK大阪ホールにて收錄。N子母上と夕餉に餃子を食す。シヾミ君も俱に餌を食ひたり。我が家の餃子は四十七八年前に住みし北海道惠庭市の中華料理屋五十番の調理法によれる由母上の談なり。LogoVistaの網站にて廣辭苑第七版と大辭林第四版ダウンロード版を購ふ。代價合計一萬六千七百六圓也。夕食後母上赤紫蘇を煮てジュースの素を作らる。BS日テレ笑點火曜なつかし版にハマカーンの漫才を聞く。初囘放送平成二十四年八月五日。
隂。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に雷門音助の轉宅を聞く。InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!iに久保田麻琴との對談を聞く。朝餉の後母上N子と余に實父と義父の來歷を語らる。興味深し。昨夕錄音せしラヂオ日本宮治淳一のラヂオ名盤アワーに英國のみの流行唄特輯を聽く。
昨日錄畫し置きたるBS-TBS落語硏究會に蜃氣樓龍玉のもぐら泥と入船亭扇遊の不動坊火焰を聞く。近江八幡たねやの最中ふくみ天平を食す。風味佳し。夕刻この夏初てアイスクリームを食す。NHK-FMクラシックカフェにホセ・カレーラスが歌ふディ・カプアのオー・ソレ・ミオ、デ・クルティスの歸れソレントへ、デンツァのフニクリ・フニクラ、カルディッロのつれない心を聽く。PowerPointの敎材をつくる。
晴れて朝風涼し。後に薄く曇る。夏至。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに四代目柳亭痴樂のラブレターと松鶴家千代若千代菊の漫才僕の民謠を聞く。音源は前者不明、後者は昭和三十九年八月十六日文化放送日曜寄席なり。TBCラヂオ魅知國寄席に三遊亭遊子のだくだくを聞く。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に桂ひろばの大安賣りを聞く。音源は五月二十三日ABCリモート落語會なり。午前N子と母上を伴ひアプライドへ赴きhp製電腦用モニターを購ふ。一萬二千九百八十圓也。K氏近江八幡たねやの水羊羹最中を餽らる。十二時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに四月中席晝の部を聞く。開口一番入船亭小辰眞田小僧を語る。翁家和助小花の太神樂を看る。柳家小志ん幇間腹を語る。春風亭正朝星野屋を語る。立花家橘之助の浮世節を聽く。たぬきを歌ひて後奴さんを踊る。春風亭百栄野ざらしを語る。春風亭一之輔新聞記事を語る。江戶家小猫の動物鳴眞似を聞く。犬、チワヽ、羊、山羊、初春の鶯、犀、熊、オランウータン。柳家さん喬拔け雀を語る。仲入に百栄が席亭に語るに野ざらしは古今亭志ん駒に敎はりたりといふ。
鈴本演藝塲四月中席晝の部
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 入船亭小辰 | 眞田小僧 |
太神樂 | 翁家社中 | |
落語 | 柳家小志ん | 幇間腹 |
落語 | 春風亭正朝 | 星野屋 |
浮世節 | 立花家橘之助 | |
落語 | 春風亭百榮 | 野ざらし |
落語 | 春風亭一之輔 | 新聞記事 |
物眞似 | 江戸家小猫 | |
落語 | 柳家さん喬 | 拔け雀 |
仲入 | ||
漫才 | ニックス | |
落語 | 古今亭菊丸 | たがや |
落語 | 柳家甚語樓 | 猫と金魚 |
紙切り | 林家正樂 | |
落語 | 柳家小ゑん | 鐵の男 |
TOKYO FM山下達郎サンデー・ソングブックに服部克久追悼特輯を聞く。漸く放送局にて收錄を再開せられたり。服部氏が編曲したる樂曲は六萬曲に及び、山下氏が先生と呼ぶ數少なき人の一人といふ。駅の間奏はスタジオ錄音の時心變りして急遽十五分にて旋律を書き直したりといふ。来た仕事は斷るなが服部家の家訓なりし由。
鈴本演藝塲四月中席夜の部
古今亭文菊馬のすを語る。実に佳し。仲入り前柳家はん治粗忽長屋を語る。寔に佳し。くひつきはダーク広和の奇術なり。珍しく袴をはきたり。最初のネタの後高座に正座して古き手妻を披露す。五街道雲助お菊の皿を語る。膝がはりの林家樂一まづ挨拶がはりに夕涼みを切り、客が事前に注文したるお化け屋敷と藤井聡太を切る。トリの金原亭馬玉大山詣りを語る。既に風格あり。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 金原亭馬久 | 道具屋 |
太神樂 | 翁家勝丸 | |
落語 | 桂三木助 | 湯屋番 |
落語 | 橘家圓太郎 | 祇園會 |
音樂 | のだゆき | |
落語 | 古今亭文菊 | 馬のす |
落語 | 柳家はん治 | 粗忽長屋 |
仲入 | ||
奇術 | ダーク広和 | |
落語 | 五街道雲助 | お菊の皿 |
紙切り | 林家樂一 | |
落語 | 金原亭馬玉 | 大山詣り |
この日日蝕したれど空くもりて見えず。
薄く晴れて涼し。NHK關西發ラヂオ深夜便に桂枝雀の貧乏神を聞く。音源は平成七年五月十九NHK日本の話藝なり。シヾミ君に藥を飮ませ嘴の長く伸びたるを切る。足の關節炎惡化して右足の指四本いづれも動かすこと能はず、左足の前指一本のみ辛うじて曲がるなり。然るに指一本と觜をもて梯子を巧みに登り降りするなり。俳優イアン・ホルム歿。享年八十八。活動寫眞エイリアンのアッシュ役今に忘れず。乾きたる風心地よく洗濯物は正午に至らずして乾きたり。YouTube鈴本演藝塲チャンネルに三月下席晝の部眞打昇進襲名披露興行を聞く。
鈴本演藝塲三月下席晝の部
開口一番春風亭一花やかんを語る。ロケット団の漫才を聞く。欽ちゃんと北朝鮮のネタいつ聞きても樂し。春風亭一朝たがやを語る。新眞打三遊亭志う歌鈴ヶ森を語る。髮を短く刈りたり。新眞打三遊亭丈助金明竹を語る。玉屋柳勢ねずみを語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 春風亭一花 | やかん |
漫才 | ロケット団 | |
落語 | 春風亭一朝 | たがや |
落語 | 三遊亭志う歌 | 鈴ヶ森 |
落語 | 三遊亭丈助 | 秋田辯金明竹 |
曲獨樂 | 三増紋之助 | |
落語 | 玉屋柳勢 | ねずみ |
仲入 | ||
眞打昇進襲名披露口上 | ||
漫才 | すず風にゃん子・金魚 | |
落語 | 三遊亭歌扇 | やかんなめ |
落語 | 林家正藏 | 新聞記事 |
浮世節 | 立花家橘之助 | |
落語 | 春風亭一左 | お見立て |
N子母上と夕餉を食し四十數年前北海道江別市大麻に在りし頃の思ひ出を語り合ひ時の移るを忘る。
雨。寒冷暮秋の如し。正午甥D君來宅。昨日T社名古屋支部に出張し今日は適休みなるを以て草蘆に立寄られたるなり。笑語刻を移す。時鳥の鳴くこと頻なり。晡時D君を地下鐵道に見送る。この夏始て鰹のたゝきと櫻桃を食す。二更N子來訪。
雨もよひの空なり。第七囘在線授業なり。今學期の講義も殘り四囘とはなりぬ。午前の二齣はレイモンド・レッパード指揮英吉利室内管弦樂團が演奏するチャイコフスキーとドヴォルザークの弦樂小夜曲を聽きつゝ行ふ。雨氣を帶びたる風冷なること秋の如し。NHK-FM浪曲十八番に春野恵子の齋藤内藏助堅田落ち落花恨みなしを聽く。曲師一風亭初月。今月十日NHK大阪放送局にて收錄。雨しと/\と灑ぎ來る。午後の授業はNHK-FMクラシックカフェに提琴家ユリア・フィッシャーとデーヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦樂團によるブルッフのバイオリン協奏曲第一番、カラヤン指揮伯林愛樂管弦樂團によるブラームスの交響曲第四番、ネーメ・ヤルヴィ指揮イエーテボリ交響樂團によるドボルザークのチェロ協奏曲ロ短調作品一〇四を聽きつゝ行ふ。BS-TBS落語硏究會に柳亭市馬の淀五郞を聞く。
晴天。乾きたる風の心地よさ言はむ方なし。PowerPointのスライドに音聲を添付して敎材を作成す。昨朝放送されしBSプレミアムのクラシック倶樂部にチェロ奏者堤剛と洋琴家萩原麻未が演奏する三善晃の母と子のための音樂、リヒャルト・シュトラウスのチェロ・ソナタへ長調作品六、カサドの愛の言葉、ラフマニノフのヴォカリーズを聽く。佳き演奏なり。殊に三善晃の曲は余の心を打ちたり。平成二十九年七月八日ハクジュホールにて收錄。
陰。朝風涼し。シヾミ君今朝も母上と余と俱に食事す。梅雨に入りてより初めて靑空を仰ぐ。午下ことぶきの湯に徃き湯溫三十三度三分のシルク風呂に浴す。歸途ロイヤルホームセンターに立寄りセキセイ鸚哥の餌とオーツ麦を購ふ。今月朔より帳塲の袋有料となる。紫陽花の色濃なり。水田の稻日に/\舒ぶ。
積雨始て霽る。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に春風亭一花の權助提燈を聞く。InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!を聽く。朝餉の後髮を理す。待合室の長椅子先月までは撤去されしが今朝はありて舊觀に復す。昨宵のラヂオ日本宮治淳一のラヂオ名盤アワーに雨の唄特輯を聽く。
婦人公論に内田樹と内田るんの親子對談を讀む。NHK-FMクラシックカフェに洋琴家ダニエル・バレンボイムが演奏するメンデルスゾーンの無言歌を聽きつゝWPS Presentationを用いてPowerPoint敎材を作る。Eテレにつぽんの藝能再放送に杉本文樂女殺油地獄下之卷豐島屋を看る。昨年十一月二十八日LINE CUBE SHIBUYAに於ける公演なり。シヾミ君餌入の前に立ち母上と余が夕餉に箸をとるを見て啄み始め、余らが箸を措くと同時に食ひ終りたり。日脚著しく長くなりて六時半を過ぎるも日輪猶沒せず。
淫雨濛濛。昨夜のNHKラヂオ第一上方演藝會選に矢野兵動と横山ホットブラザーズの漫才を聞く。初囘放送平成二十三年十二月三日。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに九代目桂文治の小粒を聞く。音源は昭和三十九年六月二十日文化放送土曜寄席なり。TBCラヂオ魅知國寄席に春雨や雷藏の金明竹を聞く。YouTubeに古今亭菊之丞でじたる獨演會と鈴本演藝塲共催による鈴本餘一會を聞く。
鈴本餘一會五月卅一日
開口一番菊之丞の一番弟子古今亭まめ菊たらちねを語る。菊之丞一席目お見立てを語る。この噺は前座時分に師匠圓菊に敎はりしといふ。紫の紋付羽織着物も師匠より讓られしものゝ由。風間杜夫湯屋番を語る。柳家花綠に襃められし噺なりといふ。菊之丞二席目は妾馬なり。
出演 | 根多 |
---|---|
古今亭まめ菊 | たらちね |
古今亭菊之丞 | お見立て |
風間杜夫 | 湯屋番 |
古今亭菊之丞 | 妾馬 |
十二時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに六月中席晝の部を聞く。スーパーチャットといふ投錢受付始まりたり。
鈴本演藝塲六月中席晝の部
開口一番二つ目の春風亭朝之助だくだくを語る。三増紋之助の曲獨樂を見る。小なる獨樂を輪の内外に移す藝を二度失敗す。YouTubeで緊張してゐるのかなあ、まずいぞと額の汗を拭ひ囃子方の演奏も止めさせて三度目に漸く成功したり。刀渡綱渡風車は危なげなし。鈴々舎馬風禁酒番屋を語る。柳家小里ん眞田小僧を語る。語り口五代目小さんに髣髴たり。ロケット団の漫才を聞く。多目的トイレに呵呵大笑す。春風亭柳朝磯の鮑を語る。桃月庵白酒浮世床を語る。江戸家小猫の動物物眞似を聞く。珍しく猫の鳴聲を眞似つ登塲したり。ネタは初春の鶯、蛙、犬、海驢、縞馬、河馬、ヌー。仲入り前柳家さん喬千兩みかんを語る。母上今年もまた紫蘇ジュースを作らる。くひつきは林家あずみの三味線漫談なり。珍しくオッペケペ節を歌ふ。仕舞は茄子と南瓜の喧嘩なり。春風亭正朝祇園會を語る。三遊亭圓歌お父さんのハンディを語る。膝がはりの林家二樂まづ鋏試しに橫綱雲龍型土俵入を切り、電子郵件にて寄せられし客の注文に應へて花菖蒲、蝸牛、ピグモンを切る。トリの春風亭一朝マクラはふらず井戶の茶碗を語る。小氣味よい語りを堪能す。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 春風亭朝之助 | だくだく |
曲獨樂 | 三増紋之助 | |
落語 | 鈴々舎馬風 | 禁酒番屋 |
落語 | 柳家小里ん | 眞田小僧 |
漫才 | ロケット団 | |
落語 | 春風亭柳朝 | 磯の鮑 |
落語 | 桃月庵白酒 | 浮世床 |
物眞似 | 江戸家小猫 | |
落語 | 柳家さん喬 | 千兩みかん |
仲入 | ||
三味線漫談 | 林家あずみ | |
落語 | 春風亭正朝 | 祇園會 |
落語 | 三遊亭圓歌 | お父さんのハンディ |
紙切り | 林家二樂 | |
落語 | 春風亭一朝 | 井戶の茶碗 |
YouTube鈴本演藝塲チャンネルに六月中席夜の部を聞く。開口一番二つ目入舟辰乃助たらちねを語る。鏡味仙成仙志郎の太神樂を見る。柳家小はだの牛ほめを聞く。今宵は二つ目として初めて寄席の高座をつとめるといふ。聲よく口調も丁寧なり。古今亭文菊いやらしい坊さんですと挨拶して熊の皮を語る。女房の語調悉く面白し。ホームランの漫才を聞く。二人とも潑剌として看客ゐる時よりもかへつて樂し。宝井琴調の講談鑄掛松を聞く。仲入り前入船亭扇遊夢の酒を語る。くひつきはアサダ二世の奇術なり。三遊亭白鳥ナースコールを語る。膝がはりの林家正樂挨拶がはりに相合傘を切り、事前に客より貰ひし注文に應じて茄子娘、ジューンブライド、熊猫のシャンシャンを切る。トリの入船亭扇辰珍しく演題大宝恵を公開す。未だネタが決まらざるが故なりと。然れど直に決まりましたと云ひて甲府いを語りたり。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 入舟辰乃助 | たらちね |
太神楽 | 鏡味仙三郎社中 | |
落語 | 柳家小はだ | 牛ほめ |
落語 | 古今亭文菊 | 熊の皮 |
漫才 | ホームラン | |
講談 | 宝井琴調 | 鑄掛松 |
落語 | 入船亭扇遊 | 夢の酒 |
仲入 | ||
奇術 | アサダ二世 | |
落語 | 三遊亭白鳥 | ナースコール |
紙切り | 林家正樂 | |
落語 | 入船亭扇辰 | 甲府い |
TOKYO FM山下達郎サンデー・ソングブックに雨の歌特輯を聞く。
霖雨泱漭。風冷なり。シヾミ君今朝も母上と余が朝餉の箸をとるを待ちて餌を啄めり。サンデー毎日に西条昇の志村けん追悼記事を読む。喜劇人志村けんの先祖として雲の上団五郎一座の三木のり平八波むと志、由利徹、小笠原章二郎、東八郎、ジェリー・ルイス、桂枝雀を擧ぐ。一昨日錄畫せしBSプレミアムのクラシック倶樂部にバイオリン奏者リナ・トゥール・ボネとムジカ・アルケミカの演奏を聽く。曲目はビーバーがロザリオのソナタより第一番受胎告知、第三番降誕、第四番拜謁、第六番オリーブの山での苦しみ、第七番鞭打ち、第八番茨の冠。テオルボ奏者トーマス・ボイゼン、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者パトヒ・モンテーロ、オルガン奏者ユージン・ミケランジェリ、チェンバロ奏者アンヌ・マリー・ドラゴジッツ、ハープ奏者西山まりえ。一昨年四月九日武藏野市民文化會館小ホールに於ける演奏會なり。書室睡房の塵を掃ふ。十二時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに五月上席晝の部を聞く。
鈴本演藝塲五月上席晝の部
二つ目林家はな平牛ほめを語りて後奴さんを踊る。翁家和助小花の太神樂を見る。鈴々舎馬風樂屋外傳を語る。白髮染をやめて白頭雪の如し。桂文樂悋氣の火の玉を語る。笑組の漫才を聞く。桃月庵白酒馬の田樂を語る。ルンバとバルセロナのくすぐりに思はず笑ひたり。三遊亭歌武藏犬の目を語る。視聽者二千百五十七人。伊藤夢葉の奇術を見る。仲入り前春風亭一朝蛙茶番を聞く。頬少しく瘦せしやうに見ゆ。くひつきは立花家橘之助の浮世節なり。看客なき配信寄席にも慣れたりといふ。三味線の本調子二上りを解說して八代目桂文樂の出囃子野崎、古今亭志ん生の一丁入り、古今亭志ん朝の老松を奏す。仕舞は兩國風景なり。入船亭扇遊たらちねを語る。三遊亭圓歌マクラをふらずにやかんを語る。呵呵大笑す。膝がはりの林家二樂まづ鋏試しに桃太郞を切り、視聽者が事前に電子郵件にて注文せし七夕、梅雨入り、バルタン星人を切る。トリの林家正藏蛸坊主を語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 林家はな平 | 牛ほめ |
太神樂 | 翁家和助小花 | |
落語 | 鈴々舎馬風 | 樂屋外傳 |
落語 | 桂文樂 | 悋氣の火の玉 |
漫才 | 笑組 | |
落語 | 桃月庵白酒 | 馬の田樂 |
落語 | 三遊亭歌武藏 | 犬の目 |
奇術 | 伊藤夢葉 | |
落語 | 春風亭一朝 | 蛙茶番 |
仲入 | ||
浮世床 | 立花家橘之助 | |
落語 | 入船亭扇遊 | たらちね |
落語 | 三遊亭圓歌 | やかん |
紙切り | 林家二樂 | |
落語 | 林家正藏 | 蛸坊主 |
五時半YouTube鈴本演藝塲チャンネルに五月上席夜の部を聞く。
鈴本演藝塲五月上席夜の部
柳家我太樓大安賣りを語る。入門前は東關部屋の床山なりしといふ。ダーク広和の奇術を見る。黑きTシャツが桃色に變る技不思議なり。古今亭文菊氣取つた雰圍氣が自分でも嫌なんですよ、でもね、生れ持つた品といふものは變へられないといふいつものマクラにて笑はせ權助提燈を語る。柳家小ゑんミステリーな午後を語る。林家あずみの三味線漫談を聞く。柳家さん喬そば淸を語る。仲入り前春風亭一之輔かぼちゃ屋を語る。くひつきに江戸家小猫の動物物眞似を聞く。古今亭菊之丞親子酒を語る。膝がはりの林家正樂まづ五月に因みて鯉幟を切りOHPを用いて投寫し、囃子方の注文に應じて花火大會、寶塚、オンライン飮み會、最後に正樂を切る。余感嘆して覺えず拍手せり。トリの柳家權太樓佃祭を語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
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落語 | 柳家我太樓 | 大安賣り |
奇術 | ダーク広和 | |
落語 | 古今亭文菊 | 權助提燈 |
落語 | 柳家小ゑん | ミステリーな午後 |
三味線漫談 | 林家あずみ | |
落語 | 柳家さん喬 | そば淸 |
落語 | 春風亭一之輔 | かぼちゃ屋 |
仲入 | ||
物真似 | 江戸家小猫 | |
落語 | 古今亭菊之丞 | 親子酒 |
紙切り | 林家正樂 | |
落語 | 柳家權太樓 | 佃祭 |
細雨糠の如し。シヾミ君今朝も母上と余が食卓に坐るまで餌入の前に行儀よく佇立して待ち、余がサラドを食べ始めるのを見て餌を啄みぬ。母上と余が食べ終ると同時にシヾミ君も食べるのをやめて餌入より離れたり。寔に律儀なるセキセイ鸚哥なり。シヾミ君はアサリ君存命の頃は人間に殆興味を示さずアサリ君の外眼中になかりき。相棒を喪ひて俄に人間に同調す。生き物は不思議なものなり。東京新聞に桂宮治来年二月眞打昇進の記事を讀む。春日井の動物病院に赴きシヾミ君の肝臟と關節炎の藥を請ふ。歸途ことぶきの湯に立寄りて一浴す。定額給付金十萬圓を得たり。エル・パイスに女優ロサ・マリア・サルダの訃報を讀む。行年七十八。キングソフトのWPS OfficeをWPS Office 2に更新す。BSプレミアムのクラシック倶樂部に第十二囘Hakujuギター・フェスタ魅惑のラテンアメリカを聽く。曲目は福田進一が演奏するバリオスの大聖堂とワルツ作品八第四、レオナルド・ブラーボが演奏するアジャーラが南米組曲の前奏曲とショーロス、レオナルド・ブラーボが演奏するアジャーラのタキラリ及ガトとマランボ、福田進一とホセ・アントニオ・エスコバルの合奏によるブローウェルのミクロピエサスダリウス・ミヨー贊歌、荘村清志とレオナルド・ブラーボが合奏するピアソラのタンゴ組曲より第三曲、福田進一荘村 清志レオナルド・ブラーボとホセ・アントニオ・エスコバル共演によるピアソラのトロイロ組曲よりウイスキー、ピアソラ作曲レオナルド・ブラーボ編曲のブエノスアイレス午前零時とトロイロ組曲よりシータなり。平成二十九年八月二十日ハクジュホールに於ける演奏會なり。Eテレららら♪クラシックRemix心に歌を武満徹のSONGSに山田和樹指揮東京混聲合唱團が歌ふ武満徹作曲谷川俊太郎作詞のうたうだけ、同合唱團による武満作詞作曲の翼、荘村清志が演奏するハロルド・アーレン作曲武満編曲のオーバー・ザ・レインボー、鈴木大介が演奏するポール・マッカートニーとジョン・レノン作曲武満編曲のイエスタデイを聽く。
陰雨冥〻。第六囘在線授業を行ふ。昨日PowerPointの敎材を配布したるに中身が先週の敎材と同じなりと學生より指摘あり。迂闊にも六月四日の敎材を公開したりぬ。急ぎて本日の敎材を公開す。幸にして授業開始時刻に間に合ひたり。余はつく/″\粗忽者なり。更に別の學生より動詞活用形の誤記を指摘せらる。汗顏の至りなり。早速修正版の敎材を公開す。かくして余は粗忽天皇の本領を發揮せり。嗚呼。午後の授業はNHK-FMクラシックカフェを聽きつゝ行へり。曲目はジョルジュ・プレートル指揮モンテカルロ愛樂管弦樂團によるミヨーの佛蘭西組曲、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦樂團と合唱團によるフォーレのパヴァーヌ作品五十及組曲マスクとベルガマスク、リッカルド・シャイー指揮安特堤コンセルトヘボウ管弦樂團によるラヴェルのボレロ、洋琴家ユジャ・ワンとリオネル・ブランギエ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦樂團によるラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲、リッカルド・シャイー指揮安特堤コンセルトヘボウ管弦樂團によるラヴェルによるムソルグスキー作曲ラヴェル編曲の組曲展覽會の繪なり。雨中の中庭に燕飛交ふ。シヾミ君の鳥籠は食卓の橫、余が椅子の鄰にあり。時分時にシヾミ君は餌入の前に立ちて母上と余が食卓に坐するを待ち、二人が食べ始めるに合せて餌を食ふなり。また我々が食べ終るのを見て己も食ふのをやめるなり。古來畜生の淺ましさなどいふ俚諺あれどセキセイ鸚哥のシヾミ君は凡百の人間以上に禮儀をわきまへるなり。
空どんよりと曇りて暗し。風雨氣を含みて冷なり。朝餉の後齒科醫A氏を訪ひ定期檢診を受く。異常なし。明日の授業に備へてPowerPoint敎材にAudacityにて錄音せし音聲を添付して完成すれば日は正午なり。午後より細雨烟のごとし。高田文夫著面白い人のことばっかり!(小学館)を讀む。市川森一の逸話心に沁む。二百八十三頁の「住人でいた」は「住んでいた」の誤りなり。この日尾州入梅。神田神保町の餃子店スヰートポーヅ閉店。BS日テレ笑點水曜なつかし版に俵山栄子の歌謠物眞似(水前寺清子桂銀淑江利チエミ)とコメディNO1の漫才を聞く。初囘放送平成十年十二月六日と十三日。
薄く曇る。昨夕窓邊にまた名の知れぬ鳥來れり。頭より背中まで靑く腹は赤褐色を呈す。アカハラに似たれど爪は鉤爪なり。姑くして灰褐色の鳥鄰に來る。先月二十七日と同じ鳥なり。色の地味なるは雌なるべし。圖鑑を閱するに磯鵯のつがひと判明したり。積年の疑問一時に氷解して喜び限りなし。書齋に坐ながらにして眼前に磯鵯を愛づることを得るは幸福にあらずや。PowerPointの敎材をつくる。中京テレビエンタの神樣特別篇に銀シャリ、メイプル超合金、U字工事、ナイツ、カミナリの漫才とヒロシの漫談を聞き、サンドウィッチマンのコントタクシー、アンタッチャブルのコント不動產屋、タカアンドトシのコント萬引き犯を見る。
晴れて暑し。ラヂオ日本宮治淳一のラヂオ名盤アワーに家族演奏家特輯を聽く。
InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!を聽く。高田文夫著面白い人のことばっかり!(小学館)を讀む。ニッポン放送高田文夫のラジオビバリー昼ズに氷川きよし客演するを聞く。歌手生活二十周年紀念歌謠集Papillon明日發賣といふ。電子壓力鍋にて作る肉じゃが絕品なりと。PowerPointの敎材をつくる。晡刻診療所に主治醫を訪ひ藥を乞ふ。本年二月驛前に出店せしクリエイトといふ藥店に入る。豆腐一丁稅拔二十八圓稅込三十圓と値札にあり。帽子かぶりまた日傘さす女多し。
晴れて朝風涼し。昨夜のNHKラヂオ第一上方演藝會にボルトボルズの漫才警察官ってかっこいいとカウスボタンの普通って何ですかを聞く。初囘放送平成二十四年十月二十八日。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に神田山緑の講談福澤諭吉を聞く。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに古今亭志ん生の六尺棒と西川たつの俗曲を聞く。音源は前者が昭和三十年六月十二日NHKラヂオ寄席、後者は昭和三十四年一月六日文化放送お好み演藝會なり。TBCラヂオ魅知國寄席に橘ノ圓滿の蒟蒻問答を聞く。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に桂福丸の元犬と二代目桂春團治が無學の犬を聞く。音源は前者が先月二十三日Zoomの在線寄席、後者につきては說明なし。昨夜の三重テレビ淺草お茶の間寄席に神田伯山の中村仲藏を聞く。淺草演藝ホール眞打昇進披露初日の高座なり。書齋寢室の塵を掃ふ。NHK-FM名演奏ライブラリー選ピアノ・デュオの華麗なる世界第二集にショスタコーヴィチ父子が演奏する二臺の洋琴のための小協奏曲作品九十四、ロドリーゴ夫妻が演奏する次官たちの大行進曲、バルトーク夫妻が演奏するミクロコスモスより二臺の洋琴のための七つの小品第二曲第五曲第六曲、ミシェル・ベロフとジャン・フィリップ・コラールが連奏するドビュッシーの白と黑にてより第一曲とブラームスの匈牙利舞曲第一番ト短調、ダリユス・ミヨーとマルセル・メイエが演奏するミヨーのスカラムーシュ、オリヴィエ・メシアンとイヴォンヌ・ロリオが演奏するメシアンのアーメンの幻影より第二曲星たちと輪のある惑星のアーメン、アーロン・コープランドとレオ・スミットが演奏するコープランドの玖馬舞曲、ストラヴィンスキー父子による二臺の洋琴のための協奏曲より第四樂章、ベンジャミン・ブリテンとスヴャトスラフ・リヒテルが演奏するシューベルトのアンダンティーノと變奏曲作品八十四第一、アンドレ・プレヴィンとアリシア・デ・ラローチャが演奏するモーツァルトの二臺の洋琴のためのソナタニ長調K.四四八より第一樂章を聽く。TOKYO FM山下達郎サンデー・ソングブックのライブで棚からひとつかみ色々篇を聞く。
五時半YouTubeの鈴本演藝塲チャンネルにて六月上席夜の部を聞く。
鈴本演藝塲六月上席夜の部
桃月庵こはく金明竹を語る。翁家社中の太神樂曲藝を見る。林家しん平今宵は漫談ではなく饅頭こはいを語るもサゲに至らず。視聽者數二千百四十六人。柳亭市馬二十四孝を語る。紙切りの林家二樂まづ挨拶がはりに馬上の鎧武者を切り、袖に控へし囃子方前座の注文にこたへて辨慶、相合傘、寶船を切る。古今亭菊之丞短命を語る。仲入り前蜃氣樓龍玉夏どろを語る。ニックスの漫才を聞く。柳家小ゑん下町せんべいを語る。膝がはりに柳家小菊の粹曲を聽く。トリの隅田川馬石お初德兵衞浮名棧橋を語る。
演藝 | 出演 | 根多 |
---|---|---|
落語 | 桃月庵こはく | 金明竹 |
太神樂曲藝 | 翁家社中 | |
落語 | 林家しん平 | 饅頭こはい |
落語 | 柳亭市馬 | 二十四孝 |
紙切り | 林家二樂 | |
落語 | 古今亭菊之丞 | 短命 |
落語 | 蜃氣樓龍玉 | 夏どろ |
仲入 | ||
漫才 | ニックス | |
落語 | 柳家小ゑん | 下町せんべい |
粹曲 | 柳家小菊 | |
落語 | 隅田川馬石 | お初德兵衞浮名棧橋 |
ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に春風亭柏枝の胴亂の幸助を聞く。中京テレビ笑點にミルクボーイのリモート漫才を聞く。ネタは最中なり。
薄く晴れて風さはやかなり。十二時半YouTubeの鈴本演藝塲チャンネルに生配信寄席四月下席晝の部を聞く。良き顏付なり。
鈴本演藝塲四月下席晝の部
柳家花緑の弟子吉緑鈴ヶ森を語る。鏡味仙三郎社中の太神樂曲藝を看る。寄席の中村吉右衞門でございますと挨拶す。台所おさん狸鯉を語る。視聽者數二千人を越ゆ。林家しん平は燒肉屋なり。ロケット団の漫才を聞く。古今亭菊丸祇園會を語る。柳亭こみちたけのこを語りて後かつぽれを踊る。ペペ桜井のギター漫談を聞く。仲入り前桃月庵白酒松曳きを語る。視聽者二千八百人に達す。くひつきは紙切の林家二樂まづ挨拶がはりに桃太郞を切り、袖に控へし囃子方と前座の注文にこたへて花嫁、花見、アマビエを切る。古今亭文菊初天神を語る。柳家權太樓天狗裁きを語る。膝がはりはのだゆき耳飾大のハーモニカを鳴らし、鍵盤ハーモニカを吹きて便利店來店音、名鐵電車音などを模倣し長短の縱笛同時に吹く。トリの古今亭菊之丞お家藝の火焰太鼓を語る。視聽者數三千人を越ゆ。追出太鼓鳴る。四時間は瞬く中に過ぎたり。
演藝 | 出演 | 根多 |
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落語 | 柳家吉緑 | 鈴ヶ森 |
太神樂曲藝 | 鏡味仙三郎社中 | |
落語 | 台所おさん | 狸鯉 |
落語 | 林家しん平 | 燒肉屋 |
漫才 | ロケット団 | |
落語 | 古今亭菊丸 | 祇園會 |
落語 | 柳亭こみち | 女達とたけのこ |
ギター漫談 | ペペ桜井 | |
落語 | 桃月庵白酒 | 松曳き |
仲入 | ||
紙切り | 林家二樂 | |
落語 | 古今亭文菊 | 初天神 |
落語 | 柳家權太樓 | 天狗裁き |
音樂 | のだゆき | |
落語 | 古今亭菊之丞 | 火焰太鼓 |
四時半より古今亭菊之丞でじたる獨演會を聞く。鈴本の高座裏なる樂屋より配信す。顏に汗光る。晝席のネタ帳を公開せらる。表帋には演題大宝恵と大書してあり。おぼえの當字なり。菊之丞再び高座に上りて船德を語る。この夏始て冷奴を食す。
古今亭菊之丞でじたる獨演會
五時半よりふたゝびYouTube鈴本演藝塲チャンネルに四月下席夜の部を聞く。
鈴本演藝塲四月下席夜の部
春風亭一藏權助魚を語る。シヾミ君に藥を服せしめ嘴のまはりの藥液を脫脂綿にて拭取らむとするに激しく抵抗すれば直に止む。目方をはかるに三十二グラムあり。アサダ二世の奇術を見る。三遊亭金時夏どろを語る。隅田川馬石元犬を語る。すず風にゃん子金魚の漫才私たちの夢の家を聞く。金魚高座を縱橫に動き囘りて中央のマイクその聲を拾へず。にゃん子曰く金魚は旣に後期高齡者なりと。橘家文藏下手端のめくりが畫面に映るやうに一度立上がりて持來り座布團の橫に据ゑて千早振るを語る。サゲは散々煩悶せし擧げ句この後の柳家小ゑんに任せますと云ひて去りぬ。仲入り前柳家小ゑん見事に受けて千早振るの鐵道篇を語りてリレー落語を披露す。紙切りの林家樂一挨拶がはりに鶴、橫綱土俵入を切り、囃子方の注文にこたへて菖蒲、前座の注文せしブルーインパルスと龍を切る。橘家圓太郎浮世床を語る。膝がはりに柳家小菊の粹曲を聽く。視聽者數四千人を越ゆ。トリの春風亭一之輔藪入りを語る。視聽者數四千八百五十六人に達す。尾州の陋屋に居ながらにして鈴本の寄席を見物す。夢の如し。無料の番組なれど余は木戶錢として千圓拂ひたり。
演藝 | 出演 | 根多 |
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落語 | 春風亭一藏 | 権助魚 |
奇術 | アサダ二世 | |
落語 | 三遊亭金時 | 夏どろ |
落語 | 隅田川馬石 | 元犬 |
漫才 | すず風にゃん子・金魚 | |
落語 | 橘家文藏 | 千早振る |
落語 | 柳家小ゑん | 鐵千早 |
仲入 | ||
紙切り | 林家樂一 | |
落語 | 橘家圓太郎 | 浮世床 |
粹曲 | 柳家小菊 | |
落語 | 春風亭一之輔 | 藪入り |
快晴。BS日テレWe are STARDOM!!に木村花選手追悼特輯を見る。日刊スポーツの記事に落語藝術協會の三遊亭小笑春風亭昇々春風亭昇吉笑福亭羽光來年五月眞打昇進するといふ。五十日ぶりにことぶきの湯に徃き湯溫三十三度六分のシルク風呂に浴す。昨日營業再開して日曜まで入浴料特價三百九十圓なり。幸にしてせ混雜せず。便利店に烟草を購ふついでに市縣民稅を納む。軒下に燕の巢あり、雛二羽首を伸ばし口を大きく開きて親鳥に餌を催促す。北原山三辻の給油所エネオス店舖跡形もなく撤去され更地となりぬ。本地が丘東四辻の拉麵屋藤一番も店舖解體されつゝあり。來來亭の店先には持歸り拉麵一割五分引稅拔五百四拾圓と書きたる幟あり。圖書館に立寄る。今週火曜より再開したり。感染豫防のため入館制限あり、北側玄關は鎖し南側玄關より出入す。入口の卓子に職員一名あり、來訪者の市民なるを確認し整理番號を書きたる紙を渡す。館内の人數ふるばかりなり。十一時半家にかへる。俄に暑し。寒暑計攝氏三十二度に昇る。然れど西南の風吹き通ひて忍びやすし。高田文夫と峰岸達の画文集 芸人とコメディアンと(二見書房)を讀む。エノケン・ロッパ・金語樓の末裔はたけし・タモリ・さんまなりと。炯眼といふべし。二十八頁と百十五頁、百十七頁に澀谷のジャンジャンと書きたるは誤りにて正しくはジァンジァンなり。七十四頁のレッツゴー三匹も正しくはレツゴー三匹なり。高田が語るいかりや長介最晚年の逸話胸に沁む。この夏初て空氣調節機を用いて除濕す。横田滋歿。享年八十七。娘との再會叶はず。嗚呼。
陰。第五囘在線授業を行ふ。名詞の性と數、不定冠詞定冠詞の使ひ分けを會話にて練習す。午後の授業はNHK-FMクラシックカフェにリコーダー奏者フランス・ブリュッヘンチェンバロ奏者グスタフ・レオンハルトが演奏するクープランが戀のうぐひす、クラヴサン奏者ロベール・ヴェーロン・ラクロアが演奏するクープランのクラヴサン曲集第三卷より戀のうぐひす、キタイロンの鐘、ティク・トク・ショクなど聽きつゝ行ふ。濕氣を帶びたる南風つよし。學生みな熱心に勉强し課題の提出も怠らず。シヾミ君けふも林檎を食はず。關節炎荏苒として治する見込みなく、兩足の指四本の中三本は遂に自由を失ひ、左右それ/″\前の指一本のみ動くなり。然れど當人は決して不平を言はず。
薄く曇りてやゝ蒸暑し。每日新聞の記事に爆笑問題第五十七囘ギャラクシー賞ラヂオ部門DJパーソナリティー賞受賞したりといふ。PowerPoint文件に音聲を錄音して明日の敎材を作る。彫刻家大竹亮峯氏四年の歳月を費して落語竹の水仙の水仙を彫上る。驚くの外なし。
"落語、竹の水仙に登場する水仙を再現して欲しい、あなたならば実現可能だと信じております…。"
— 大竹亮峯 (@ryoho_otake) May 30, 2020
"できますよ"
と即答してから4年ほど。その間一度の催促もなく、価格の大幅な上昇にも"構いませんよ"と一言。
本当にお客さんや見て頂いている方々に生かされています。
動画ブレブレですみません、、 pic.twitter.com/Bev5yvJ6U7
シヾミ君今夕は林檎を食はず。十日ほど前より籠の中に蟄居して外を飛ばず。籠の屋根に憩ふことも稀になりぬ。
晴れたる空には白雲多く浮びて折々曇る。朝餉の後あぐりん村に赴き靑梅六キログラム購ふ。三千六百圓也。市中の飮食店何處も持ち歸り出來ますと書きたる幟を立つ。家にかへりて郵便箱を開き見るにアベノマスク二枚あり。甚粗末なる代物なり。惡評むべなるかな。我家には旣に不要なれば困窮者に寄贈すべし。BSプレミアムのクラシック倶樂部に洋琴家アリス・紗良・オットが演奏するドビュッシーの夢、サティーのグノシエンヌ第一番、ジムノペディ第一番、グノシエンヌ第三番、ラヴェルが夜のガスパールと亡き王女のためのパヴァーヌを聽く。名演といふべし。當人も淚を拭ひつゝ袖に退きたり。平成三十年九月二十七日東京オペラシティコンサートホールに於ける逢魔時を主題とする演奏會なり。昨日BSプレミアムにて錄畫せしロブ・ライナー監督の活動寫眞恋人たちの予感を看る。喜劇映畫かくあるべし。戸田奈津子の日本語字幕はDVDと同一なり。一昨日シヾミ君鳥籠の床に書籍梱包用シートを敷きしが御意に召さず壁の梯子につかまりしまゝ床に降りず。シートを取除くや安心して床に立てり。夕刻いつものやうにシヾミ君に肝臟病と足關節炎の藥計五種を服せしむ。嘴のまはりの毛黃色なる藥液に染まりしが氣の毒なれば脫脂綿をぬるま湯に浸して拭ふに少しく色は取れたり。俱に林檎を食す。BS日テレ笑點火曜なつかし版にオール阪神巨人の漫才を聞く。初囘放送平成二十四年七月一日。
舊閏四月十日。雨もよひの空晴れやらず。InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!を聽く。久振りにて新作映畫を鑑賞したりとて活動寫眞ドクター・スリープとシャイニングに流れるレイ・ノーブル樂團のMidnight Stars and Youをかけたり。皮膚科に徃き掌の藥を請ふ。新宿末廣亭と淺草演藝ホール營業再開。但し入塲者數制限し客席は前後左右を空け仲入の囘數も增やすといふ。スターバックスのシナモンロールを食し咖啡を啜る。ニッポン放送高田文夫のラジオビバリー昼ズにU字工事客演するを聞く。今年はコンビ結成二十周年の由。當番組のスタジオに客人を招くは二ヶ月ぶりなり。濃厚接觸を避けんがため透明アクリル板を介して會話をなす。每日新聞の記事に鈴本演藝塲YouTubeチャンネルを開設し、中止されし番組を今月每週末無料配信するといふ。シヾミ君母上が林檎の皮を剥き始めるや鳥籠屋上をとこ/\步來りて催促す。俱に食す。母上今宵も苺を煮てジャムをつくらる。BS日テレ歌謠プレミアム再放送にトワ・エ・モアの白鳥英美子が歌ふ無伴奏のAmazing Graceを聽く。名唱なり。