ア・コルーニャのラ・オピニオン紙。ラウラ・マニャー監督の新作『今日、人生が始まる』 La vida empieza hoy でマラガ映画祭批評賞を受賞した女優ピラール・バルデムのインタビュー記事。
「スペインは文化への。フランス人のショーヴィニスム(排他主義・狂信的愛国主義)が少しあってもいいくらい。」
2006年以来工事で閉鎖されていたブエノスアイレスのコロン劇場。6万平方メートルに及ぶ修復作業が無事終わり、5月24日にオープンします。演目は『ラ・ボエーム』と『白鳥の湖』の一部。
1910年のアルゼンチン独立百周年を記念して建設されたコロン劇場。こけら落としは1908年5月25日、イタリア・リリック座によるヴェルディの『アイーダ』でした。キャパは2500人。今回の工事でボックス席は赤と黄色の絹、一階席の詰め物は馬のたてがみと羊毛と綿という具合に、設立当初の状態に復元。ただしビロードは耐火性の布に代えたそうです。1930年当時の緞帳はまだ改修作業中。
22日エウロパ・プレスの記事です(タイトルがものすごく長いよ)。スペインが誇るエンターテイナー、ガビーノ・ディエゴのワンマンショー『ガビーノと過ごす夜』 Una noche con Gabino が23日(金)午後9時、バダホスのロペス・デ・アヤーラ劇場で開催。公演名は英語風に『ア・ナイト・ウィズ・ガビーノ』と呼ぶとぴったりな感じ。
25年に及ぶキャリアを自虐的に振り返るこのショー、事実が七割、残りの三割は自身を戯画化した架空の人物。もう8年になるんですね。2005年にはスペインの映画誌『フォトグラマ』が毎年授与する〈銀のフォトグラマ賞〉の最優秀舞台俳優賞を受賞。二時間で演じ分ける人物は約50人。今回の目玉は「オバマ大統領」と「自分のおばあちゃん」と「近所のジャンキー」だそうです。入場料は一階席が15ユーロ(約1890円)、二階席が12ユーロ(約1510円)。
第63回カンヌ映画祭のプログラムが発表されました。審査委員長はティム・バートン。スペイン語圏からはビクトル・エリセとベニチオ・デル・トロが審査委員に。カメラ・ドール(新人監督賞)部門の審査委員長はガエル・ガルシア・ベルナル。シネフォンダシオン部門ではカタルーニャ出身のマルク・レチャとブラジルのカルロス・ディエゲスが審査員。
コンペ部門にはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督のハビエル・バルデム主演作『ビューティフル』 Biutiful が出品。〈ある視点〉部門ではマノエル・ド・オリヴェイラ監督の『アンジェリカの奇妙な事件』 O estranho caso de Angélica、イバン・フンとサンティアゴ・ロサのアルゼンチン映画『唇』 Los labios、ダニエル・ベガ監督のペルー映画『十月』 Octubre がそれぞれ出品。
1976年バルセロナに創立のテアトラ・リウラ Teatre Lliure。創立メンバーである演出家リュイス・パスクアルが2011-2012年シーズンから再び芸術監督に返り咲きます。現芸術監督アレクス・リゴーラの契約が失効され次第着任。
バルセロナのテアトラ・リウラ-公共劇場財団評議会で採決。賛成票37票、反対票0、棄権5票。他の候補者としてカルメ・ポルタセーリ Carme Portacelli、フリオ・マンリーケ Julio Manrique、カルロータ・スビロス Carlota Subirós の名前が挙がったそうです。
三十代前半でパリのオデオン座/ヨーロッパ劇場の総監督を六年務めたパスクアル。ヴェネツィア演劇ビエンナーレ、マドリードの国立演劇センター/マリア・ゲレーロ劇場総監督などを歴任──記事では触れられていませんがビルバオのアリアーガ劇場も──。代表作にフェデリコ・ガルシーア=ロルカ『観客』 El público (傑作!)、カルロ・ゴルドーニ『カーニバル前夜』 Un dels últims vespres de carnaval、バリェ=インクラン『ボヘミアの光』『暴君バンデーラス』、マーロウ/ブレヒト『イングランドのエドワード2世の生涯』など。契約はさしあたって2014-2015年シーズンまでですが、延長の可能性もあり。
バルセロナを彩る夏の芸術祭グレック Grec と、音楽の祭典ソナル Sónar が共同して、池田亮司による光のインスタレーション『Spectra』を行います。
池田亮二はパフォーマンス集団ダムタイプ dumbtype の作曲家。『Spectra』はパリとアムステルダムで発表済み。記事の写真はパリです。6月17日の日没から翌朝までモンジュイクの丘にある野外劇場から空を照らします。同時に、オーディオパターンとリアルタイムに連動したバーコードを巨大スクリーンに投影。「test pattern」と名づけた視聴覚ショー。
バルセロナ大学の教員マリア・エルナンデス(文献学)がポルトガルを訪問、古文書筆写の練習をしようとエボラ市の公立図書館でケベードのエボラ手稿本をせっせと筆写。帰宅して読み直したところ、ケベード全集に載っていない詩文があることに気づきました。未刊の詩文を偶然発見したのでした。このほどバルセロナの出版社リブロ・デル・シレンシオ社から『未刊詩』 Poesía inédita として刊行されました。
政治、道徳、エロティシズムが横溢する諷刺詩だそうで、記事で紹介される詩編をみると──
Piojos cría el cabello más dorado,──てな具合で、いかにもケベードらしい諧謔です。
legañas hace el ojo más vistoso,
en la nariz del rostro más hermoso
el asqueroso moco está enredado".
いかに金色に輝く髪とて虱を育み
柳眉には目脂たまり
この上なき美顔とてその鼻先には
汚らわしき蠅とまるなり
マドリードの目抜き通り、グランビア(大通り)が今日百歳を迎えたというニュース。
アルフォンソ十三世立ち会いの下拡張工事が始まったのが1910年4月4日午前11時。三百に及ぶ建物を撤去し、その代りに電信電話会社テレフォニカや宝飾店グラッシー、カリャオ広場の報道局パラシオ・デ・ラ・プレンサ、映画館パラシオ・デ・ラ・ムシカ座やカピトル座が建てられました。当時のマドリードは人口60万人。現在は300万人を超えます。
1930年代にはスペイン初のデパート、セプ百貨店 Sepu (Sociedad Española de Precios Únicos)やマドリード-パリ百貨店を筆頭にデパートが林立。ロエベがスペイン最初の回転ドアをお披露目。レコード・ショップ、マドリード・ロック Madrid Rock はわたくしも通いました。マクドナルドのスペイン第一号店が出店したのもグランビア。