舞台通信
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2009年10月29日(木)

発掘開始 ロルカの遺骨が眠る「墓地」  Mañana empieza la excavación de la 'tumba de Lorca' en Granada

ロルカの遺骨が埋められているとされるグラナダ近郊の町アルファカルで発掘調査が始まりました。

ロルカとともに処刑された人たちの遺族の要請により、遺骨を鑑定して先祖代々の墓地に埋葬するのが目的。ロルカの遺骨に関しては遺族が了承を拒んだため、調査対象から外されています。

対象となるのは小学校教師ディオスコロ・ガリンド・ゴンサレス、配管工で闘牛の銛士(バンデリジェーロ)として活躍したフランシスコ・ガラディー・メルガール、同じく銛士のホアキン・アルコリャス・カベサス、収税官フェルミン・ロルダン、家具修理士ミゲル・コボ。

グラナダ歴史記憶回復協会によると作業は少なくとも二ヶ月かかる予定。200平方メートルを写真白いテントで覆いました。

事前調査を担当したのは歴史家のラファエル・ヒル・ブラセーロで、グラナダ大学のアフリカ調査隊々長で考古学者のフランシスコ・カリオンが作業を引継ぎます。遺骨鑑定は法医学者アントニオ・ロレンテ。ロレンテはコロンブスの遺骨を鑑定した人です。最終報告書は歴史家マリベル・ブレネスが担当。

作業に関わる人は携帯電話やカメラ、録音機の持ち込み禁止。アンダルシア州政府が公式の記録をとりますが、映像は遺族の心情を傷つけない場合に限って公開する予定。

2009年10月28日(水)

フアン・カルロス国王、芸術功労賞を授与  El Rey pide que no es escatimen esfuerzos para favorecer la creación artística

サンタンデールで芸術功労賞の授与式が行われました。25名の受賞者・団体は次の通り。

ミゲル・ボセ Miguel Bosé (歌手)
イマノル・アリアス Imanol Arias (俳優)
セシリア・ロス Cecilia Roth (俳優)
エンリケ・セレーソ Cecilia Roth (プロデューサー)
イサベル・コイシェ Isabel Coixet (映画監督)
フアン・アントニオ・ポルト Juan Aotonio Porto (脚本家)
ブランカ・リー Blanca Li (振付家)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス Rafael Frühbeck de Burgos (指揮者)
ペドロ・イトゥラルデ Pedro Iturralde (ジャズ・ミュージシャン)
ホセ・アントニオ・ラボルデータ José Antonio Labordeta (シンガー・ソングライター)
ナチョ・クリアード Nacho Criado (彫刻家)
イサアク・ディーアス・パルド Isaac Díaz Pardo (画家)
ロシーナ・ゴメス=バエサ Rosina Gómez-Baeza (現代美術企画者)
アルベルト・ショメール Alberto Schommer (写真家)
ペドロ・セラ Pedro Serra (メセナ)
故ビクトリアーノ・クレメール Victoriano Cremer (詩人・小説家・エッセイスト)
ホセ・マヌエル・ララ José Manuel Lara (プラネタ・グループ会長)
アガサ・ルイス・デ・ラ・プラーダ Agatha Ruiz de la Prada (デザイナー)
フアン・マリア・アルサック Juan María Arzak (料理人)
マリア・コロメール María Colomer (「国境なき道化師」主宰)
サン・セバスティアン映画祭
ビルバオ・ビスカヤ銀行
チャロ・ロペス Charo López (俳優)
ピラール・バルデム Pilar Bardem (俳優)
フランシスコ・リベーラ・オルドニェス Francisco Rivera Ordóñez (闘牛士)

因みに記事見出しの es は se の誤り。再帰代名詞の se です。

2009年10月21日(水)

カナル劇場、アルベルト・ボアデーリャ芸術監督の下でスタート

マドリードのカナル劇場 Teatro de Canalがエルス・ジョグラーレス主宰アルベルト・ボアデーリャ芸術監督の下で始動。2009-10年のプログラムが発表されました。

(大急ぎで書きますが、現在上演中のバスクの劇団 UR Teatroeatro によるシェイクスピア『真夏の夜の夢』。傑作です。世界ナンバーワンの『真夏の夜の夢』は誰のバージョンかをめぐって数年前リュイス・パスクアルと話をしたことがあります。パスクアルが挙げたのはピーター・ブルック版、わたくしは UR teatro 版。体も心も震えたよ。9月23日に始まり、楽日は10月25日。スペインにいる人は劇場に急げ!)

プログラムがバラエティーに富んでいるのが特徴。ボアデーリャ曰く、「たった二ヶ月で一年間のプログラムを組むなんて無理」という理由でこうなった面もあるようですが、それにしても古典劇や現代劇はもちろん、児童劇、クラシックバレエ、コンテンポラリー・ダンス、フラメンコ、コンサートもクラシックからポップやロックと、老若男女誰もが楽しめるラインナップ。

上に書いた UR teatro の傑作『真夏の夜の夢』は今月25日まで。

めぼしい作品を挙げると──

フラメンコ版ラシーヌ悲劇『フェードル』。演出ミゲル・ナロス。振付ハビエル・ラトーレ。配役はフェードルがローラ・グレコ、イポリートはアマドール・ロハス、テゼーにアレハンドロ・グラナドス。1月13~31日。

ブランカ・リー・バレエ団『ニューヨークの詩人』。ガルシーア・ロルカの詩集を舞台化。2月18~28日。

即興演劇祭(FESTIM)。参加劇団は Impro Madrid(スペイン)、Complot/Escena(メキシコ)、Acción Impro(コロンビア)、Jogando No Quintal(ブラジル)。2月23~28日。

リュイス・パスクアル演出・照明によるサルスエラ『シャトー・マルゴー』と『ラ・ビエヘシータ(お婆ちゃん)』。4月9~18日。

トリシクレによるムニョス・セカ作『ドン・メンドの復讐』。4月8~25日。

今年の〈秋の芸術祭〉参加作品では、フラメンコのマリア・パヘスがベルギー人振付家シディ・ラルビ・シェルカウイと共演する『Dunas 砂丘』。11月18~21日。あと、国立ナンテール・アマンディエ劇場による『メデイア』。 11月6~8日。こんなところかな。

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